『のばらセックス』日日日 [講談社BOX]
女性の生まれなくなった世界で、二人目の女性として誕生した主人公が様々な事件に巻き込まれていく話。基本的にはSFになっている。タイトル通り、ライトノベルというよりは、やりたい放題ではあるが、そんなにエロいと言うほどでもない。この作者の話は、SFでも神話的ファンタジーでも、結構、テーマは同じで、人体改造的なところから再生するようなものである。ストーリーはそれなりに複雑だが、一気に読ませる。講談社BOXから出ているが、内容的には、最近のハヤカワ文庫から出ているライトノベル作家のSFと大体同じであるとも言える。これで完結している。
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『平安残酷物語』日日日 [講談社BOX]
『異界兵装 タシュンケ・ウィトコ』樺薫 [講談社BOX]
『ネメシスの虐笑S』+『ネメシスの虐笑G』小森健太朗 [講談社BOX]
高校で漫画部に入ることになった少年が主人公の話。ある意味、げんしけんなどにも近いタイプの話でもあるが、基本的には日常の謎系のミステリーである。十話構成なので、小ネタばかりであるが、途中で何故か、ノックスの十戒ならぬ美少女ゲームの戒律を考える話があったりする。この作者の趣味と言うことで、神智学や鈴木大拙の話も登場するが、最後の方では幸徳秋水と神智学の関係が考察されていたり、かなりごった煮的である。キャラクターもかなり、ライトノベル的で、割と強烈である。短編ばかりではあるが、それなりに楽しめる。しかし、全体を通しての謎が残るのだが、それは小説ではなくて、付録のノベルゲームで解決されるというちょっと変わった構成になっている。
こういった小説にゲームが付属するのは、他のレーベルでもあるが、そちらはそれぞれ別の話になっていた。しかし、こちらは、ゲームの方も同じところから出発して、途中から小説では描かれていない先の話が展開されるというちょっと変わった構成になっている。しかも、小説のネタの全部ではなく、一部がゲームにも収められていると言うことになっている。ゲームの方は、ミステリーというかサスペンス的なオーソドックスなノベルゲームになっている。ただ、ゲーム自体は実はマルチエンドでしかも、ちょっと癖のある構成であり、小説から先に読むと、ある意味で引っ掛かるかもしれない。
全体としては小説だけでなく、ゲームもセットになっているが、それぞれ単独では結構、印象は異なるだろう。その意味で両方合わせて評価すべきだが、ゲームをメインに考えれば、ミステリーとしてはちょっと肩透かしになるがそれでも、トゥルーエンド以外の個別の結末があるため、ギャルゲーとしても充分に面白い。小説の方は、それぞれの小ネタを楽しむべきであろうが、最後の話は歴史の解釈であって、これもかなり大胆な解釈を提示している。かなり、変わった構成のものであるが、ゲームも合わせれば、かなりのボリュームになっている。続きは、一応完結しているため、難しそうではあるが、小説の方は、まだ、書く余地はあるだろう。
こういった小説にゲームが付属するのは、他のレーベルでもあるが、そちらはそれぞれ別の話になっていた。しかし、こちらは、ゲームの方も同じところから出発して、途中から小説では描かれていない先の話が展開されるというちょっと変わった構成になっている。しかも、小説のネタの全部ではなく、一部がゲームにも収められていると言うことになっている。ゲームの方は、ミステリーというかサスペンス的なオーソドックスなノベルゲームになっている。ただ、ゲーム自体は実はマルチエンドでしかも、ちょっと癖のある構成であり、小説から先に読むと、ある意味で引っ掛かるかもしれない。
全体としては小説だけでなく、ゲームもセットになっているが、それぞれ単独では結構、印象は異なるだろう。その意味で両方合わせて評価すべきだが、ゲームをメインに考えれば、ミステリーとしてはちょっと肩透かしになるがそれでも、トゥルーエンド以外の個別の結末があるため、ギャルゲーとしても充分に面白い。小説の方は、それぞれの小ネタを楽しむべきであろうが、最後の話は歴史の解釈であって、これもかなり大胆な解釈を提示している。かなり、変わった構成のものであるが、ゲームも合わせれば、かなりのボリュームになっている。続きは、一応完結しているため、難しそうではあるが、小説の方は、まだ、書く余地はあるだろう。
タグ:小森健太朗
『キャットフード』森川智喜 [講談社BOX]
『丸太町ルヴォワール』円居挽 [講談社BOX]
『428 ~封鎖された渋谷で~ 1』北島行徳 [講談社BOX]
ゲームのノベライズ。外伝がTVアニメの「CANAAN」である。こちらは、渋谷が舞台で、ある女性が誘拐されるところから話が始まる。ストーリーはゲームに忠実なようだが、一部、新たに書き下ろされた部分があるようだ。登場人物がかなり多く、また、テンポの速い話になっている。アニメの方からすると、大体のネタは予想は付くが、ストーリーはかなり凝っていそうである。全四巻の予定のようなので、とりあえず話が始まったという感じだが、続きが楽しみである。
『うみねこのなく頃に Episode1(上)』竜騎士07 [講談社BOX]
原作はゲームだが、TVアニメにもなっている。『ひぐらし』と同じように原作者がノベライズしているのだが、会話が多く、特にはじめの方は冗長な感じがするが、途中から、それほどでもなくなり、読みやすくなる。恐らく、今回は、孤島の館を舞台にした本格ミステリー風の話になっているからか、会話だけでなく、地の文も多めのようのようである。原作はやっていないので、この先どうなるのか、分からないが、もしかすると、ミステリーでないのかもしれないが、続きが楽しみである。TVの方がテンポが速いので、確実に追い越されるが、アニメはやはり、結構、省略されているので、やはり、ノベライズを読まないと分からないところが出てきそうである。
『ひぐらし』のノベライズは途中で飽きてしまって読んでいないが、こちらはこの調子なら、最後までついて行けそうである。
『ひぐらし』のノベライズは途中で飽きてしまって読んでいないが、こちらはこの調子なら、最後までついて行けそうである。
『四方世界の王1』定金伸治 [講談社BOX]
『空想東京百景』ゆずはらとしゆき [講談社BOX]
戦後の日本の歴史を改変した設定の昭和30年代の話。小説だけではなく、イラストストーリーや漫画、設定資料なども収められている。「ペンデルトーンズ」、「試作品少女」と一連の作品になっている。何とも言えない独特の雰囲気だが、かなり、好みは分かれるだろう。戦後日本の歴史を改変した設定の話は割と、最近、多く、大抵、戦後レジームの再検討的な文脈があるのだが、これはそういう面も多少はあるが、むしろ、30年代に拘っているところが特徴なのだろう。イラストや漫画も収められており、ビジュアル面も一体で評価すべきだろう。まだ、話は展開出来そうだが、割と閉じられた世界での話になっているので、かえって、これ以上は出さない方が良いかもしれない気がする。
このレーベルは割と実験的な物を出そうという趣旨だが、ようやく、それに相応しいのが出てきたのではないのだろうか。
このレーベルは割と実験的な物を出そうという趣旨だが、ようやく、それに相応しいのが出てきたのではないのだろうか。
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